やらかしたって話
人生14年と96ヵ月も生きてりゃやらかすこともあるだろう。
やらかしたことの無い奴が居るなら隣で見てやるから是非やらかしてくれ。頼む。
天は人の上に人を創らず、人の下に人を創らずと宣われるが何を隠そうこの半生洋菓子は何かと自分の下に人を創りたがるマ=ウントオ=タク(1997-????)である。
そんなマ=ウントオ=タク(1997=????)がやらかした筆頭といえば修学旅行での話であろう。
高校時代に受験を控えた修学旅行。独立国家TOKYOへのビザを切り、ネズミーシー(ランドでゎない)へ突入、修学旅行一行は近隣のホテルにて一泊ののち、†浅草† へ転進するのであった。事件はこの転進中のバスにて起こる。
バスに揺られる事30分ほど。
前日のパリピの都による””覇気””に当てられ疲弊していた少年、ここで”””バスの中で寝オチを炸裂”””させるというミスを犯してしまうのである。
目覚めた少年は気付くのである。外が暗い。いくらTOKYOと言えど移動中に日が落ちる事はないはずだ。
そして起き上がるとそこには無人のバスの光景が広がっているのである。
窓の外に目をやると同じような伽藍堂のバスが並んでいる。聡明な諸君らは気付いただろうが少年は一人バスに放置され車庫に幽閉されていたのである。
高校生の携帯電話機所有率が当時9割を超えていたのにも関わらずそういった機器を持っていない1割のマイノリティ少年、ここで外部への救援手段が一切無いという危機が襲い掛かったのである。ガッデム。
しかし少年は賢い。運転席にはカギが無くても押せるボタンがあるのはご存知だろうか。
(ヒント:クラクション)
少年はクラクションを連打した。とにかく連打した。途中ちょっと遊んでいた。田舎のヤンキーはもとよりパラッパラッパーもドン引きである。危機感=ZERO。
やはり無人のハズのシャッターの降りた車庫から1音のみで奏でられる『♪宙船 -TOKIO-』が爆音上映される異常事態にビビったのか警報装置の音が鳴り始めた。イモビ(=盗難防止装置)の警報音と勘違いした警備員が反応したのであろう。
鳴り響くクラクション宙船、超ローテンポリズムを刻む警報装置がけたたましく騒ぎ立てる中、光差さぬ暗闇の車庫がシャッターの口を恐る恐ると開ける警備員。
そこから堂々と姿を現すクラクション連打イロジロメガネザル(学名:irojiro megane monkey)
もうばつが悪いという言葉でこの状況を表すには「ばつが悪い」という言葉に失礼であろう。
そもそも「ばつが悪い」とは「場都合が悪い」がルーツとされているが悪いどころではない。
わろしだわろし。あしかもしれぬ。
ふぁっくおふ。(漢字表記:不悪口御付 汚い言葉を使わず従順であれ、の意)。
この話をすると大体「あぁ…コイツよりマシかもしれない…」という目で見られるのでマウントを取れる。最高か?
さようなら、は元々「左様ならば」の「ば」が省略された形。
え?オチが付いていない?
左様ならば、さようなら。